千葉の川村記念美術館までゲルハルトリヒター最終日に行く、横浜から一都二県の旅
もうちょっとした観光です。
作品の方は大作より小品のアブストラクトに、とても惹かれました、うまくまとまってない所で筆を止めてるのが絶品です。他にガラスや鏡を使った作品もあったが展示がうまくいってなくてペインティングに負けてる感じがした。
リヒターもいいけど、この美術館のメインはロスコルームだと思う、独特の渋い色彩の大作は、あたかもオーケストラの演奏を聴いてるような感動を覚えます、いつまでみてても飽きません。
あと、今回よかったのは長谷川等伯の屏風絵、(カラスが水辺に舞ってる絵)日本人好みの湿度を持った画面とカラスの舞う構図の完璧さで観てる内に異次元に引き込まれそうです。昔、NYでみたマチスの『ダンス』に通じる物を感じました。
小説アランシリトー『長距離走者の孤独』読了、労働者階級のやり切れなさが詩的に表現されていてよかった。。